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他者承認を基準とした意志決定

これまで幾度となく、決断を下してきました。

学生時代はその日に着る服やおこづかいの使い道について、大人になれば住む家や仕事を、自分で決めてきました。


そこでふと思ったこと。

私の意志決定の基準って、"他者承認"を基準にしているのではないか?


他者承認とは文字通り、他者から認められるということ。
誰にだって、他者承認欲求はあります。だけどその欲求には、2種類あると私は考えています。


1つ目は、"自分が信じ貫くものを他者に認めさせたいというもの"。

そして2つ目は、"自分に軸がないから他者に認められるような道筋を歩むもの"。


私は圧倒的に後者です。
いつも他人に笑われないように、変だと思われないように、そして決して怒られないうように、恐る恐る決断してきました。


あとこれは、物心ついた頃から今までの人生で無意識に身につけてしまった能力なんだけど、私が何をすれば他人が嫌な思いをしないかがわかってしまいます。

私がこうすれば、この人はきっと面白くないよなと。だからあなたを喜ばせるような選択を、私はするよ。とまあ、毎回こんな感じで表向きは決断していたようで、実際は他者が割り食わない選択をしてきただけです。


この悲しい事実について、私は大人になってから気付きました。でもなかなか変えることはむずかしいから、これが私の人生なんだと半ば諦めていました。

だけど30歳を目前にして思ったのです。

"私の人生、まだ50年以上あるのにそれでいいのかな"と。


迷うということは、その決断姿勢が嫌だと思っているから。変えられるのなら変えたいと、心の奥底で思っているから。


実は今、転職しようと思っています。

その転職先の決め方が、今までのような"他者承認を基準とした意志決定"であってはいけないのです。なぜなら、今の会社の決め方がまさにそれだったから。

だからいつも考えます、もしも私の行動に身内ですら何の興味関心を抱かない状況だとしたら何を選ぶのか、と。

今までは手っ取り早く誉められるような仕事や立場を選んでいたけれど、もうそういうのやめようね。自分に言い聞かせています。


これから少しずつ"自分"を取り戻していこうと思います。